Research Fund 2.0
- 新時代の研究費事情 -

良い研究をしている研究者が、
分野や環境に左右されること無く、
自らの手で潤沢な研究費を獲得する時代へ。
議事録公開中!

* ABOUT *

研究費はどこから獲得できるものだと思いますか?

恐らく「国家や財団」と答える方が多いのではないでしょうか。例えば、国家から獲得する科研費は最も権威があり、日本の研究者にとって必要不可欠な研究費の源泉です。

しかし近年、技術の進歩や社会の変化によって、研究費を獲得する手段が多様化してきました。一般の個人や企業から研究支援を受けることが容易となった現在は、
Research Fund 2.0時代と呼ぶことができるでしょう。

今まさに突入しているResearch Fund 2.0時代は、科研費に代表されるこれまでのResearch Fund 1.0時代と、一体何が違うのでしょうか?

本セッションでは、様々な形で研究費に携わっている専門家の皆さまにご講演いただき、その全貌を明らかにします。 パネルディスカッション「Research Fund 3.0に向けて」では、「近未来の研究費・研究者の在り方」をテーマに議論します。

学界のより良い未来に向けて、自由な議論を展開しましょう!

* SPEAKERS *

HIDEYUKI KATO

URA研究戦略推進室

研究スパイラル=「論文を書く→ 学界の注目 → 高引用獲得+研究資金獲得 → 研究モチベーションアップ+研究幅拡大 → さらに良い論文を書く → ・・・」を起動する仕事。専門は脳の情報処理。首都大、東大、ニューヨーク大などを経て前職は理研BSIユニットリーダー。

HITOSHI HASEGAWA

株式会社ジー・サーチ

「サイエンスを加速する」をサービスコンセプトとする研究者ソーシャルプラットフォーム、コラボリー(COLABORY)を展開。公的・民間の研究助成を一括検索できる「コラボリー/Grants」、研究助成に関するニュースサイト「コラボリー/Beats!」を通じ、若手研究者を応援。

RYOSUKE SHIBATO

アカデミスト株式会社

首都大学東京博士後期課程単位取得退学。2014年に国内初となる研究費獲得に特化したクラウドファンディングサイト「academist」を設立。研究者が研究の魅力を発信するプラットフォームの構築を目指し、日々サービスの開発を進めている。学生時代の専門は原子核理論、量子多体問題。

FUMITAKA WATANABE

京都大学iPS細胞研究所

青森県出身。京都大学総合人間学部で生理学/社会学を専攻。2回休学し、ブラジルとウガンダに約1年ずつ滞在してエイズ予防について調査した。上場企業でのマーケティング・広報担当を経て2013年にiPS細胞研究所に着任。年間10億円の寄付目標額の達成に向けて必死。2016年9月に開講される大規模公開オンライン授業(MOOC)「よくわかる!iPS細胞」では、講師の一員を務める。デジタルハリウッド大学大学院修了。

SHINICHIRO SAKAMOTO

株式会社リバネス

東京大学新領域創成科学研究科博士後期課程単位取得退学 修士(理学) 学生時代に株式会社リバネスに参画し、第1号社員として入社。研究開発事業部の立上げからキャリアを開始し、若手研究者の研究環境改善を目指した「リバネス研究費」事業の立ち上げを行う。その後、メディア開発、地域開発、人材開発等の様々な側面から研究者の活躍を後押しする事業を推進。2012年には執行役員に就任。様々な企業・研究機関の知財戦略などシーズの事業化戦略の構築に寄与する。

HIROYASU TABE

関西TLO株式会社

2010年京都大学卒業、2015年京都大学工学研究科合成・生物化学専攻修了後、関西ティー・エル・オー株式会社入社。博士(工学)。専門は錯体化学、蛋白質化学。現在は、京都大学研究室からの特許出願の支援、特許を用いてライセンス生産を行う企業の探索と契約活動に従事。大学院生時代には中高生向け「京都大学キャンパストークツアー」の主催など、大学研究のアウトリーチや社会還元には長らく興味を持つ。

* MODERATORS *

YOHEI HAYASHI

筑波大学医学医療系助教

2009年東京大学総合文化研究科博士課程修了(副専攻:科学技術インタープリター養成プログラム修了) 大学院時代は浅島誠先生(筑波大学 前TARAセンター長)の研究室にて、 ポスドク時代はGladstone Instituteにおける山中伸弥先生の研究室にて、 iPS細胞など発生生物学・再生医学の研究に携わる。 その後、1年間のバイオベンチャー企業での勤務経験を経て、今年4月1日から現職。 大学院・ポスドク時代と高名な先生の研究室で研究資金についてほとんど気にせず実験していたが、 今年からほぼ無一文になって途方に暮れている。

MISAKI MAKINO

筑波大学数理物質科学研究科D3

2014年筑波大学数理物質科学研究科修士課程修了、現同研究科博士課程3年生。本シンポジウムの企画・立案・実行者。 高校時代、青春の大半を化学部での研究に費やし、そのままの熱意で気がついたら博士後期課程まで来ていた。平成26年度に日本学術振興会特別研究員(DC1)に採択され、ここで初めて「この先、自分はちゃんと研究費を稼いでいけるのだろうか?」と苦悩する。悶々と過ごす中で、パワフルに資金調達を行う起業家たちと出会い、「学術業界も研究費調達方法の幅が広がればいい」と思うようになり、本シンポジウム企画に至る。

* PROGRAM *

2016年9月18日(日) 13:30 ~ 16:30 @つくば国際会議場304号室

時間 スピーカー スピーカー所属
I. 問題提起/趣旨説明
13:30-13:35 牧野 美咲 筑波大学
数理物質科学研究科
II. Research Fund 2.0 (講演15分 + 質疑5分 = 計20分)
1. 国や民間助成団体から得られる研究費
 i. 国から得られる研究費
  ・科研費や他の公的外部資金の種類
  ・公的外部資金獲得の実際
  ・学内ファンドについて
13:35-13:55 加藤 英之 氏 筑波大学
URA研究戦略推進室
 ii. 民間助成団体から得られる研究費
  ・民間助成団体から貰える研究費とはどういうものか
  ・民間助成金の特徴
  ・コラボリーについて
13:55-14:15 長谷川 均 氏 株式会社ジー・サーチ
休憩5分 (14:15-14:20)
2. 個人や企業から得られる研究費
 i. クラウドファンディング
  ・クラウドファウンディングとは?
  ・具体的な実例
  ・利点、気をつけるべきこと、課題
14:20-14:40 柴藤 亮介 氏 アカデミスト株式会社
 ii. 寄附
  ・寄附とは?(組織としてお金を募るということはどういうことか)
  ・具体的な実例
  ・利点、気をつけるべきこと、課題
14:40-15:00 渡邉 文隆 氏 京都大学iPS細胞研究所
iPS細胞研究基金事務局
 iii. 企業と研究者を直接繋げる
  ・不採択となった研究アイデアに魅力はないのか
  ・公募型研究費の功績と罪過
  ・L-RADが目指す未来
15:00-15:20 坂本 真一郎 氏 株式会社リバネス
休憩 兼 パネルディスカッション準備 10分 (15:20-15:30)
III. パネルディスカッション -Research Fund 3.0に向けて (15:30-16:30)
1. 司会
林 洋平 氏
牧野 美咲
筑波大学医学医療系
筑波大学 数理物質科学研究科
2. パネリスト
柴藤 亮介 氏
田部 博康 氏
渡邉 文隆 氏
加藤 英之 氏
長谷川 均 氏
坂本 真一郎 氏
アカデミスト株式会社
関西TLO京都大学
iPS細胞研究所
URA研究戦略推進室
株式会社ジー・サーチ
株式会社リバネス
3. 議題
 i. 産官学連携について 15:30-15:45
 ii. これから先、研究費事情はどうなっていく? 15:45-16:15
 iii. 研究支援者としてのキャリア 16:15-16:30

* ACCESS *